筑西市議会 > 2022-06-03 >
06月03日-一般質問-02号

  • "プール"(/)
ツイート シェア
  1. 筑西市議会 2022-06-03
    06月03日-一般質問-02号


    取得元: 筑西市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    令和 4年  6月 定例会(第2回)                  令和4年第2回               筑西市議会定例会会議録 第2号令和4年6月3日(金) 午前10時開議                                            令和4年第2回筑西市議会定例会議事日程 第2号                            令和4年6月3日(金)午前10時開議第1 一般質問                                 本日の会議に付した案件 日程第1   一般質問                                 出席議員   1番 鈴木 一樹君     2番 水柿 美幸君     3番 國府田喜久男君   4番 中座 敏和君     5番 石嶋  巌君     6番 小倉ひと美君   7番 三澤 隆一君     8番 藤澤 和成君     9番 保坂 直樹君   10番 田中 隆徳君     11番 稲川 新二君     12番 小島 信一君   13番 大嶋  茂君     14番 津田  修君     15番 増渕 慎治君   16番 真次 洋行君     17番 仁平 正巳君     18番 尾木 恵子君   19番 三浦  譲君     20番 堀江 健一君     21番 秋山 恵一君   22番 榎戸甲子夫君     23番 箱守 茂樹君     24番 赤城 正德君                                 欠席議員   な し                                 説明のため出席した者   市長        須藤  茂君      副市長       菊池 雅裕君   教育長       小室 髙志君      市長公室長     西秋  透君   総務部長      渡辺 貴子君      企画部長      熊坂 仁志君   財務部長      山口 信幸君      市民環境部長    渡邉 千和君   保健福祉部長    平間 雅人君      こども部長     松岡 道法君   経済部長      横田  実君      土木部長      阿部 拓巳君   上下水道部長    鈴木 勝利君      会計管理者     板谷 典子君   教育部長      鈴木 敦史君      秘書課長      新井 隆一君                                 議会事務局職員出席者   事務局長      中島 国人君      書記        里村  孝君   書記        川﨑 智史君                                           〔議長 津田 修君議長席に着く〕 ○議長(津田修君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。          (「23名です」と呼ぶ者あり) ○議長(津田修君) ごめんなさい。ただいまの出席議員は23名であります。よって、会議は成立いたしております。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び事務局職員出席者は、お手元に配付したとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際、申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言はそれぞれ30分、質問回数は、一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、通告順に従い発言を許します。 2番 水柿美幸君。          〔2番 水柿美幸君登壇〕 ◆2番(水柿美幸君) 議席番号2番 水柿美幸でございます。昨年、市民の皆様からご支援、そして負託をいただきましてから、市長をはじめ執行部の皆様、先輩議員の皆様から温かいご指導、ご鞭撻をいただき、本日5回目の質問をさせていただきますことを心より感謝申し上げます。 私は、市民の声をこれからも議会に届け、行政に届け、そして言うべきことはしっかり言うという勇気を持って、未来の筑西市のため、そしてみんなの笑顔のために全力で頑張ってまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 政治家には未来を創る責任があります。子供や若者は未来そのものです。先日、岸田総理が、新しい資本主義の計画案を公表されました。人、科学技術、デジタル、スタートアップなど重点的に投資し、特にスタートアップ企業を5年で10倍に増やすということです。 スタートアップ企業とは、革新的なアイデアやテクノロジーを基に、実証実験を重ねながらスピーディーに事業を展開するため、即戦力になる人材で構成されており、次々とイノベーションを起こし、未来を切り開いていく人材育成が重要になってきました。筑西市においても、教育は一番重要だと思っております。筑西市の宝である子供たちの夢を育む教育や部活動の在り方、そして学校と地域の関わり方などについて本日質問させていただきます。 明野五葉学園が開校まで2年を切りました。先日つくば市のみどりの学園義務教育学校を視察させていただき、2040年代のチェンジメーカーを育てるという目標の下、発達段階に応じた系統的カリキュラムで、プログラミング、スティーム、英語、SDGs教育等の最先端のICT教育を実現しており、従来の一斉授業とは真逆の、アクティブラーニングと言われる積極的、能動的な授業活動で、プレゼンテーションを多く取り入れ、子供たちが生き生きと自分の考えを発言する様子を見てきました。つくばエクスプレスのみどりの駅の近くでインフラ環境も大きいと思いますが、移住してでも我が子を入れたいとSNSでは大人気で、今年の1年生は何と400名、12クラスです。まさに孟母三遷、移住定住に教育環境が非常に重要な影響力があることを証明していると思います。 テレワークやオンラインが日常になってきた今、地域間での教育格差はあってはならないし、教育の低下は未来を絶望に変えるとも言われております。ぜひ若い子育て世代にこの筑西市を、明野五葉学園が魅力的な学校となるよう、「住んで最高!筑西」となるよう議論していきたいと思っております。 本日、質問の順番を少し入れ替えさせていただきますことをご了承ください。 まず、学校運営部会についてお伺いいたします。令和の日本型学校教育における子供の学び、夢を育むキャリア教育をどのように展開していくのかお伺いいたします。 あとの質問は、質問席にて質問させていただきます。          (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(津田修君) はい。 ◆22番(榎戸甲子夫君) ただいま水柿議員の質問中、議会事務局職員が広報の腕章をつけて、カメラから写真を撮っているのですが、これは議長が承認の上ですか。個人的な議員に対しての写真撮影なり動画等は、これは議長の承認がなければできないというふうに私は考えているのですが、どうなのです。 ○議長(津田修君) ちょっとお待ちください。 ◆2番(水柿美幸君) 時間を止めていただけるのですか。          (「時間は関係ない。時間考えなくもいいんだ。自席に戻            っていればいい」と呼ぶ者あり) ◆2番(水柿美幸君) 戻って。はい。すみません。          (「大丈夫かい、議長」と呼ぶ者あり) ○議長(津田修君) お答えします。 広報委員長のほうから、前回の議長の承諾を得ているそうでございます。          (「議長も承諾したよ」「……聴取不能……」「昨日」「今            回はしていない……」と呼ぶ者あり) ○議長(津田修君) ちょっとお待ちください。          (「いいですか」と呼ぶ者あり) ○議長(津田修君) どうぞ。 ◆4番(中座敏和君) すみません、先日、昨日……おとといですね、津田議長のほうにも承認をいただきましたが。 ○議長(津田修君) えっ。この前電話もらったやつか。 ◆4番(中座敏和君) いや、電話ではないです。電話ではないです。ここでお話ししたじゃないですか。          (「暫時休憩」「議事進行をかけるよ」「議事進行」「議事            進行だよ」「暫時休憩だ」と呼ぶ者あり)          (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(津田修君) どうぞ。 ◆22番(榎戸甲子夫君) 早速議会運営委員会を開いてください。 ○議長(津田修君) それでは、暫時休憩をいたします。                                休  憩 午前10時 9分                                                                              再  開 午前10時43分 ○議長(津田修君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 議会運営委員会委員長議会運営委員会の協議結果についての報告をお願いいたします。 議会運営委員長 赤城正德君。          〔議会運営委員会委員長 赤城正德君登壇〕 ◆議会運営委員会委員長赤城正德君) それでは、議会運営委員会の会議の結果についてご報告申し上げます。 議場での撮影につきましては、ご遠慮いただくことと決定いたしました。 以上です。
    ○議長(津田修君) それでは、一般質問を再開いたします。 2番 水柿美幸君への答弁をお願いいたします。 それでは、小室教育長、お願いいたします。 ◎教育長(小室髙志君) それでは、水柿議員のご質問に答弁いたします。 ご承知のとおり、「令和の日本型学校教育」、これのキーワードは「個別最適な学び」、それと「協働的な学び」であります。明野五葉学園では、特にICTを活用した教育、それと探求的な学習、体験活動、これを通して多くの友達同士で協働する教育活動を積極的に取り入れたいというふうに考えております。 また、キャリア教育では、これは今までも行ってきましたけれども、将来に向けて、健全な職業観の醸成、これはもとよりとして、さらに「予測不能な社会の到来」に向けて、今日的課題を見据えた教育活動の展開を実施していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) よろしくお願いいたします。 次に、具体的な教育目標教育課程について今の検討状況はどうでしょうか。また、スケジュール的なものもありましたら、よろしくお願いいたします。 ○議長(津田修君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) ただいまのご質問に答弁いたします。 学校運営部会は、毎月1回、明野地区の小中学校の校長、それと県立明野高等学校の校長先生にも来ていただきまして開催しております。各担当から作業の進捗状況を報告を受け、そして内容を検討しております。 明野五葉学園教育目標については、もう既に決定しておりますが、「未来を拓く 明るく たくましい明野っ子の育成」、それ以外の教育課程、年間計画につきましては、国で定める指導要領にのっとりながら、明野地区における特色を十分取り入れて、「地域学習」を中心に、明野地区校長会教育委員会指導課と協議しながら、さらに順次検討していくよう考えております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 未来を創る子供たちですので、ぜひよろしくお願いいたします。 次に、通学路等を検討しておりますPTA部会についてお伺いいたします。スクールバス運行エリア検討状況はどのようになっているでしょうか。 ○議長(津田修君) 鈴木教育部長。 ◎教育部長鈴木敦史君) 水柿議員のご質問にご答弁申し上げたいと思います。 明野地区準備委員会PTA部会における検討状況でございますが、まずスクールバス運行エリアにつきましては、これまで検討してまいりました「明野五葉学園から通学距離で4キロ以上」という基準から見直しを図りまして、「明野五葉学園から通学距離で3キロ以上」とすることで明野地区準備委員会においてご了承をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 最初の基準の4キロ以上から3キロ以上がスクールバスのエリアになったことは、とてもいいことだなと思うのですが、そもそもおおむね4キロ以上という規定は、昭和33年、60年以上も前の教育基準学校設置基準によるものでありまして、その頃からは大分社会情勢が変わってきました。 通学距離で健康になるよりも、やっぱり不安、事件や事故から、そういうものを取り除きたいという不安の声も大きく、前回明野地区準備委員会だよりというのが2月に配布されておりますが、この中のデータをちょっと引用させていただきますと、今おっしゃったように、3キロメートル以上を運行エリアにする場合、2キロメートル以上に注目する、2キロメートルから3キロメートル未満に注目すると、現在は18.3%の児童が2キロメートル以上になっておりますが、令和6年からは、4割近く、35.5%、約2割の児童がちょっと遠くなる、遠い分類に入るということで、私も地域を歩きながら、結構そういうお話を、要望等をいただいております。 準備委員会のほうの委員の皆様方の議事のほうが尊重されるとは思いますが、市民の方はそういう意見もあるということをちょっと頭に入れていただければなと思います。全員バスでとかお話しいただくこともありますので、まだ決定ではないとしたら、少し検討状況に入れていただければと思っております。 次に、もうじき免許返納を考えているという高齢者の方々から、スクールバスの空いた時間で地域運行してもらえないかなとかという意見も寄せられています。市ではスクールバスの運営はどのような形で検討しているのか、また空いた時間で市民が利用できるような形であればお伺いいたします。 ○議長(津田修君) 鈴木教育部長。 ◎教育部長鈴木敦史君) ご答弁申し上げます。 スクールバス運営主体につきましては、現在検討中ということでございますけれども、筑西市が運営主体となりまして、運転手、また車両、車両の管理を含めまして、民間事業者への業務委託として考えているところでございます。 ただいま議員のほうからご意見をいただきました、空いた時間に地域で使えないのかということ、そういったものも含めまして、今後部会のほうで検討を進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) スクールバスに市民も混乗しているという自治体もあると思いますので、ご検討いただければと思います。 次に、学校の部活動改革、部活動の地域移行についてお伺いいたします。部活動と教員の働き方改革を両立させるため、国は来年度から、休日の中学校部活動を地域のスポーツクラブなどに順次段階的に移行する方針を示しております。 つくば市の谷田部東中学校は、4年前から教員の働き方改革を進めるため、学校独自の取組として、週4日のうち1日を地域部活動として、また柏市の大津ヶ丘中学校では、昨年6月から4つの部活動で、地域のスポーツクラブに休日の部活動の指導を委託しているとのことです。 来年度から順次、段階的ですが、移行していくことになりますので、筑西市でも準備を進めていかなければならないと思いますが、今現在どのように進めていくのか、お考えがありましたらお聞かせください。 ○議長(津田修君) 鈴木教育部長。 ◎教育部長鈴木敦史君) ご答弁申し上げます。 部活動の地域移行につきましては、県が示しているスケジュールといたしましては、休日の部活動を令和5年度から段階的に地域部活動へ移行し、令和10年度までには、原則として休日の部活動を全て地域部活動に移行することというのを目標になってございます。 本市におきまして、今後の進め方ということでございますが、今年度から、令和4年度から、スポーツ協会、それからスポーツ少年団スポーツ推進審議会など関係団体への制度の説明を始めたところでございます。今後は生徒、それから保護者の皆様に対しましても、地域部活動についてご説明を進めて、周知していく必要があると考えてございます。 また、こちらも計画という話になってしまうのですけれども、令和5年度には、モデル事業として幾つかの部活動で、休日の地域移行というものを試験的に実施できればと考えております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 私も、スポーツ指導員ではなくて、バドミントン部外部コーチというのをしております。ですが、平日の部活動の支援というのは、やっぱり限られた時間だったり学校の行事があったりで、移動……なかなか定期的に、きちんとした時間で、決まった時間で奉仕するということの時間が、決まっていませんので、すごく指導員というのは難しいかなと思いますので、これから準備を始めていただければと思います。 次に、部活動の地域移行に伴い、今言ったように指導者不足が懸念される中、熱心な教職員が外部指導者の立場で地域部活動に従事できるよう、兼職や兼業の仕組みを今後どのように進めていくのか、お考えがありましたらお伺いいたします。 ○議長(津田修君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 水柿議員のご質問に答弁いたします。 教員が地域部活動の指導者として希望する場合は、兼職、兼業の承認を得た上で、教職員としての立場ではなくて、地域部活動運営主体に所属する指導者として活動することができるというような制度設計をしている旨の情報が入っております。しかし、部活動改革についての有識者会議では、一月当たりの時間外勤務として超過しないように、今現在進められている45時間内に含まれるということが県教育委員会に示されております。最終的な県教育委員会の判断を注視しながら、今後、逸脱しないような制度づくりを求めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) もう1度ちょっと確認させていただきますが、教員の45時間の残業時間を、教職員ではない立場で指導に当たったとしても、それがカウントされるということで捉えていいのですか。 ○議長(津田修君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 今の段階では、まだ有識者の考えの段階でありまして、それは法的に決定はされておりませんが、今現在叫ばれている働き方改革、部活動の縮減ということを考えたときに、教員がやはり外部指導者として活動するということは、これは非常に矛盾しているという捉え方であるということです。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 分かりました。いろいろな情報では、部活動があるから中学校の教員にはなりたくないとかいう方もいらっしゃって、今教員不足というのも非常に取り沙汰されておりますので、そういうことを総合的に勘案して進めていただければなと思います。 次に、コミュニティスクールについてですが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正され、平成29年度より施行されております。学校が抱える複雑化、困難化した課題を解決し、子供たちの生きる力を育むために、地域や学校、そして教員がタッグを組んで、全ての公立高校がコミュニティスクールを目指すべきだと言われています。 地域とともにある学校への転換として、つくば市では令和7年度末までに、全ての市内の小中学校、義務教育学校コミュニティスクールの導入を目指しているようですが、これにはメリットやデメリットもまだまだあると思いますが、筑西市のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(津田修君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) ただいまのご質問に答弁いたします。 「コミュニティスクール」、ご承知のとおり、「学校運営協議会」を設置している学校のことでございます。特徴は3つありまして、1つ目は「学校運営の基本方針を承認する」、2つ目は「学校運営に関して意見を述べることができる」、3つ目は「教職員の任用に関して任命権者に意見を言うことができる」、こういった3つの権限を持っているのが学校運営協議会でございます。 このように、人事をはじめ学校運営に入っていただくのでありますので、地域が積極的・継続的に学校運営に関わり続けることができるように、学校はもとよりとして、関係者への理解促進、地域の人材育成運営体制の構築等十分検討した上で、段階的に進める必要があるというふうに考えております。 いずれにしても、本教育委員会内においては、先進事例などを十分に参考にいたしまして、今後調査研究を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) まだまだ始まった取組ですので、デメリット、メリット、たくさん出てくると思いますので、いろいろ総合的に勘案してやっていただければと思います。 次に、筑西市の……明野五葉学園によって、小学校が閉校になりますが、その跡地利用についてなのですが、この準備委員会だよりの2月号の一番下にもありますが、跡地利用の利活用について検討委員会を始めましたとありますが、これは職員の方々がまだ組織の中の運営の委員になっていると思いますが、民間の方とか、そういう方たちを取り込んで意見を聞く機会はないのでしょうか。 ○議長(津田修君) 鈴木教育部長。 ◎教育部長鈴木敦史君) ご答弁申し上げます。 学校跡地利活用検討委員会につきましては、統廃合等により閉校を迎える学校跡地の利活用を検討するために、行政内部の組織として立ち上げたところでございます。委員構成といたしましては、委員長である副市長をはじめ庁内8つの部局の部長により構成をしてございます。また、その下部組織として、関係する17課から構成しますワーキングチームを設置をして検討を進めているところでございます。 議員ご質問の有識者や民間の皆様の参加でございますが、令和5年3月の下館北中学校の閉校を控えまして、まず市としての学校跡地利活用の方向性、そういったものを定める必要がございましたので、現在のところ行政内部の組織としたところでございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 会議録署名に、22番 榎戸甲子夫君を追加いたします。 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 跡地利活用についての跡地のスケジュール感的なものはありますか。廃校になりますが、その跡地利活用について、令和6年度までに何かをするとか、そういうスケジュール感がありましたら教えてください。 ○議長(津田修君) 鈴木教育部長。 ◎教育部長鈴木敦史君) ご答弁申し上げます。 今後のスケジュールといたしましては、これまで検討委員会ワーキングチーム会議をそれぞれ2回ずつ開催をいたしております。学校跡地に関する課題、また基本的な考え方を整理させていただきまして、市として学校跡地を利活用する可能性について検討を進めているところでございます。 今後は、これらの検討を踏まえて、「学校跡地利活用計画」を策定いたしまして、方向性を決定してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) それでは、その利活用というか、5つの小学校がありますが、いつまでにこういうふうな方針で進めるとか、そういう期限は決まっていないということでよろしいですか。 ○議長(津田修君) 鈴木教育部長。 ◎教育部長鈴木敦史君) ご答弁申し上げます。 明野五葉学園小学校範囲の5校につきましては、令和6年度に明野五葉学園が開校いたしますので、それまでに利活用計画に基づく運用、暫定的な管理等を決定をしてまいれればと考えております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) それでは、令和6年度までに何かしら結論が出てくるということで、認識でよろしいということですね。 最後になりますが、スクールバスのバス利用の受益者負担などは考えていらっしゃるのかどうか、そこをお願いします。 ○議長(津田修君) 鈴木教育部長。 ◎教育部長鈴木敦史君) ご答弁申し上げます。 スクールバスを利用される児童に対する受益者ということでございますけれども、バス通学者の負担につきましては、バスで通学する方、それと徒歩で通学する方の均衡を保つために、受益者負担の原則に基づきまして、バスの利用を希望される方からは、受益者としてご負担をいただくことを現在考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) いずれにせよ、今日は教育行政について、お話、質問させていただきましたが、市長は未来の子供をつくるためにどういうお考えでいるのか、ちょっと一言お伺いさせていただき……          (「もう1度。ごめんなさい」と呼ぶ者あり) ◆2番(水柿美幸君) (続)未来の子供をつくるために「住んで最高!筑西」になるためには、やっぱり未来の子供の教育というのは大事だと思うのですが、それについて何かお考えがありましたら。 ○議長(津田修君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 水柿議員が子供さんのことを考えていただいているのと同じように、我々執行部も議員も、未来の子供たちにしっかりと教育をして、そして心温まる、そして社会に出て、しっかりその社会に対応できるような、そういう長い目で、基本をしっかりとしていきたいと思っておりますので、ご協力をお願いいたします。 ○議長(津田修君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) ちょっと早めなのですが、質問を終わらせていただきます。いろいろたくさん、トラブルとかいろいろありましたけれども、ちょっと私もどきどきしながら行ったり来たりになってしまいましたが、皆様には質問の順番もちょっと変えていただいてご迷惑をかけましたが、本日はどうもありがとうございました。 ○議長(津田修君) 7番 三澤隆一君。          〔7番 三澤隆一君登壇〕 ◆7番(三澤隆一君) 皆さん、こんにちは。7番 三澤隆一でございます。本日も貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。 今定例会なのですが、議長、そして副議長が新たに選任されまして、この議場内の執行部の皆様も、本当に大幅に皆さん入れ替わりがありました。今日は新たな気持ちで質問に入らせていただきたいのですが、執行部の皆様にはぜひ須藤市長を中心に、これまで同様、市政発展のためにご尽力いただければというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、通告に従い、質問に入らせていただきます。今回は、今の気象状況に関するところから入っていくのですが、現在は線状降水帯などでもたらされる集中豪雨の頻度が、この45年で年間2倍増えているということであります。さらに、この6月から7月の梅雨の時期というのは、集中豪雨の頻度というのが、驚くことなのですが、4倍に迫るということで、土砂災害や水害のリスクが非常に高まっているということであります。ですので、この6月に質問させていただくわけですが、これは気象庁の研究の結果で正確に分かっていることでありますので、これをちょっと今日はやっていきたいのですが。 まず、第1番目です。自然災害に備えた取組についてということでありまして、今回は災害時の避難という点で見ますと、その重要な任務を任されている民生委員の方、これを中心に、その役割について伺ってまいりたいのですけれども、まず1つ目として、その民生委員の方々の現在の平均年齢と男女比、そして1人の民生委員の方が担当する地域の人数、この平均が分かれば、それを伺いたいと思います。 あとは質問席で伺います。 ○議長(津田修君) 三澤隆一君の質問に答弁を願います。 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) 三澤議員のご質問にご答弁申し上げます。 現在筑西市では、216名の民生委員児童委員を委嘱してございます。平均年齢は69歳でございます。男女比は、男性123名、女性93名の4対3でございます。民生委員1人当たりの担当としましての世帯数は、平均で187世帯でございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 21番 秋山恵一君、出席いたしました。 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 男女比4対3ということで、ちょっと男性が多いですね。 69歳というのが平均ということで、ちょっと高めかなと思うのですが、なぜかそう思うかといいますと、年齢的に69歳というのは全然若いのですけれども、定年が75歳ということでありますので、定年があるということであれば、ちょっと年齢が高いのかなということであります。 平均187世帯の方を見ているというのは、非常に多いなと、私は実感として感じるのですが、今全国的に民生委員の成り手不足というのが、皆さん聞いていると思うのですけれども、1期3年、この1期3年が終わって、約3分の1の方が辞めてしまうという実態があるということで、次の成り手がなかなか見つからない。 今日も、昨日かな、何か書類で来て、私も自治委員をやっていますので、民生委員の新たな適任者を紹介してくれというのがあったのですけれども、私も声かけはしているのですが、本当に皆さんに断られてしまうと。理由をいろいろ聞きますと、業務が多岐にわたるということなのです。例えば生活全般の相談、これは今までどおりなのですが、今で言うと孤独死の問題だったり虐待、あと詐欺被害、また児童虐待、あと配偶者からの暴力、これはDVです。といったものも、新しい社会の問題も増えてきているということであります。 実際に民生委員の方からまたいただいた話なのですが、支援者が例えば体調を崩して消防に電話すると、これまでであった場合には、消防局から直接民生委員の方に電話がかかってきたり、消防車がやっぱり行くしかないので、直接行ってしまうのです。そのときに民生委員の方が、夜中でもその人のうちに行ったり、また人によっては、責任感の強い方は、一緒に救急車に乗って病院に行ってしまうと、そういう方もいらっしゃると。 今回議案の中に、ちょうど緊急通報システムの改正というのがありましたので、それによって救急車の間にワンクッション入りますので、それで改善されればすごくいいのですが、その話を聞いていますと、やはりこれでは引き受け手が減ってくるのかなという感じは実感としてあります。 そこで、成り手不足の1つの要因として精神的な負担というのがやっぱりあると思うのですが、誰かと相談しながら1つの地域を守れるというのであれば、かなりいいと思いますし、また男性が行くべきときと女性が行ったほうがいいのではないかなという場合があると思うのです。ですから、そういうものも考えながら、また同時にひきこもりの問題とか子供への虐待というのも、先ほどにプラスしてあるので、そういった場合には、ちょっと世代の違う若い人と組むということも1つの案だと思うのです。 そこで、2つ目の質問なのですが、お一人が担当する範囲の広さ、これを軽減することと、先ほども言った男女2人体制のような見直しが今後必要ではないかと思うのですが、いかがですか。 ○議長(津田修君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 基本的に1人体制で担当地区を受け持っておりますが、いろいろな案件によっては、地区の民生委員協議会の会長等にご相談いただいたり、行政や関係機関とも連携して対応しているところでございます。市としましても、地域の様々な事例に柔軟に対応していただけますよう支援しているところでございます。 先ほど議員もおっしゃっていました民生委員の推薦にありましては、自治会長等の推薦によって推薦会に諮っております。性別等については限定しておりません。また、先ほど議員がおっしゃいましたように、年齢は定年が75歳という以外は、規定はしてございませんので、現在の1人体制を継続していく考えでございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 分かりました。そもそも民生委員というのは、実費以外は無償でやっているわけで、ボランティアです。ですので、やはり社会奉仕の精神で動いている方が多いと思うのです。ですから、これから本格化する高齢化社会に向けて、最後は、市長もいらっしゃいますが、市独自の民生委員を支援する体制、この構築をそろそろ考えていただければというふうに、ここは、今日はこの要望で終わりにしておきますが、お願いしたいと思います。 続きまして、災害時の支援範囲と責任ということで伺いたいのですが、避難行動要支援者名簿というのがあります。避難する場合、やむを得ず民生委員の方が、これも聞いた話なのですが、自分の車で避難所に届けたりしているという、送り届けるということもあると。緊急の場合です。これは、まず認められる行為なのかということを1つと。 また、災害時に民生委員の方が支援できる範囲、これは大まかで結構なのですが、また事故などが起きた場合のその補償の責任の所在、これを伺いたいと思います。 ○議長(津田修君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 議員の最初のご質問の、避難のときに自分の車で乗せていいかどうかということでございますが、実際に令和元年度の台風災害のときにも、民生委員の方が実際に高齢者の独り暮らしの方の家を回って、避難所のほうへお連れいただいたというケースがございまして、市としては、安全性を確保しながらその辺の対応をお願いしたいというふうに考えてございます。 また、災害時に民生委員に協力をお願いする事項としましては、「避難行動要支援者名簿」に掲載されております「避難行動要支援者」等の安否情報の取りまとめでございます。令和3年1月に策定いたしました「筑西市避難行動要支援者避難支援計画」において、民生委員児童委員の役割が記載されてございます。 具体的に、地域支援者をはじめとしました避難支援等関係者からの安否確認情報を取りまとめて、市に報告をいただきまして、地域支援者がいない避難行動要支援者等につきましては、民生委員児童委員の安全確保を優先しながら、電話や訪問等により安否確認を行っていただくものでございます。 事故等の補償につきましては、全国全ての民生委員児童委員を対象としました、民生委員児童委員の活動に即した補償内容となっております「民生委員・児童委員活動保険」に一律加入しております。また、民生委員児童委員は、特別職の地方公務員でもあるため、「地方公務員災害補償制度」に基づく補償の対象ともなっているものでございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 保険はしっかり入っているということですね。ダブルで入っているということであります。 これはいいのですが、先ほど部長が言われました、民生委員児童委員の方が、安全をまず最優先ということですね。東日本大震災のときに、やはり責任感のある民生委員の方が、やはり避難誘導しているときに、最終的に五十数名の方が亡くなられたという話がありまして、これは民生委員の方の研修などでも話されているそうなのですけれども、それで詳しい条例ができてきたということなのですが。 先ほど要支援者名簿の提供、その後行動計画をつくるという話がありましたけれども、これがまた民生委員の方から来ている話がいろいろありまして、本来だったら、民生委員の方、児童委員の方と自治会長、また自主防災組織、その他の関連している方がいるのかもしれませんが、本来一緒に行動計画をつくるということらしいのですけれども、実は民生委員の方だけに渡されているという現状があると。これが多いということを聞かされまして、これだと災害時に、民生委員の方が率先して百八十数軒を1人で回るのかという話になります。事故、事件に自分の安全に留意してと言いますが、そういうことと相反する内容になってしまうのではないかというふうに思います。ある地域では、民生委員だけにその避難者名簿を提供するのであれば、我々は受けませんという地区もあります。 ですから、お願いなのですけれども、やはりいろいろな地区の代表者が集まったところで、皆さんに手渡しして、一緒に行動計画がしっかりできるように、その辺のチェックもしっかりお願いしたいと思います。 もう1つ、先ほどの条例によって、名簿を受け取った方、その名簿というのは個人情報ですよね。その個人情報は、鍵のかかるものでしっかりと管理するというふうに、やっぱりこれも厳しく義務づけられている。それは皆さん分かっているのですが、ただ無報酬に近いボランティアの方が、金庫ですよね、人に荒らされないようなしっかりした金庫を買うとなると、やはりそれだけの予算が必要だと思うのです。市の方に金庫の購入を補助、サポートしていただきたいというお願いをしているそうなのですけれども、検討しますという話は出ているそうなのですが、一向に変わらないということなので、これも要望として、何とかこれは、それほど高いものではないので、サポートのこと、管理するためのサポート、これをお願いしたいなと。同時にお願いしておきたいと思います。 次に、2番、タイムライン防災についてということで、これは、5月10日に全国組織になったのですけれども、タイムラインというのはいつも出てきていましたが、個人で行動するマイタイムラインという、この作成は進んでいると思います。学校等でもやってくれているのですが、これは避難行動要支援者が避難するための行動計画、先ほども言いましたが、これは民生委員任せになっているのではないかということから、筑西市に確認したいのですが、関係機関ですね、行政とか社会福祉協議会とか、自治会、自主防災組織、また医療機関だったり消防、警察とか、連携して、しかもいつ、誰が、何をするかというものが具体的に決まっていて、また災害が発生の前後に、時系列で速やかに動ける体制ができているのかどうか伺います。 ○議長(津田修君) 渡邉市民環境部長。 ◎市民環境部長(渡邉千和君) 三澤議員のご質問にご答弁させていただきます。 防災に関するタイムラインは、議員もご存じだと思うのですけれども、災害を時間軸で考えまして、「いつ」、「誰が」、「何をする」を明確にする防災行動計画でございます。 これまで災害については、その時々に応じて、関係部署や関係機関等と連携を図りながら災害対応を行ってきたところですけれども、近年、タイムライン防災という、先ほど議員がおっしゃったタイムライン防災という取組が各地で行われてきております。 本市におきましても、時系列で、下館河川事務所、筑西土木事務所、住民等がそれぞれ何をすべきかの指針となる「台風による洪水を対象とした避難情報発令等に着目したタイムライン」を作成してございます。本市としましては、時間軸に沿って、教育委員会、保健福祉部等と避難所開設の協議を行いまして、そのほかの災害対応についても、災害警戒本部ないし災害対策本部を状況により設置し、全庁的に迅速な災害対応を行っていくこととしております。 また、大災害発生時の初期段階でございますけれども、公的機関の対応が限定的になってしまうということから、自分で自分の身を守る「自助」、自主防災組織に代表される「共助」が大変重要となるため、自治会に対する自主防災組織結成や運営の支援、それと防災訓練への協力等を行いまして、相互の連携関係を構築するとともに、希望のあった自主防災組織には、住民自らが避難行動の指針となる「マイ・タイムライン」作成の支援をすることで連携を図ってございます。 さらに、民間業者の強みを生かした災害対応の必要性も十分認識しておりまして、複数の民間事業者と食料・物資支援、ライフラインの応急復旧作業等の災害時応援協定を締結し、必要なときに必要な支援を受けられる体制を構築しております。 なお、避難が困難な方への行動計画につきましては、この後保健福祉部から答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 本市では、災害発生時における避難行動要支援者の支援を、適切かつ円滑に実施するため、国の「避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組宣言」を踏まえまして、基本的な方針や対策など必要な事項を定めました「筑西市避難行動要支援者避難支援計画」を策定してございます。この計画におきましては、地区の民生委員や自主防災組織などの避難支援等関係者や民間のハイヤー・タクシー事業者と連携をしながら、災害時の避難誘導を行っていくこととしてございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 関係機関との連携はできているということで安心しました。 先ほど最後にありました民生委員とか、また自主防災組織、自治体と最終的に連携して、部長が言われたように、自助、共助、その辺が最終的には一番必要なところだと思うのですが、現場で働くときに、やはり行動計画は、自治体ごと、小さな範囲でつくる必要があると思うのですが、その中で、やはり防災のリーダー的な役目を果たす人が必要だと思うのです。 今、筑西市でも防災士の募集というのを積極的にやってくれていますが、ちょっとまだ筑西市は、430以上の自治会の中では少ないのかなというのがありまして、この間ちょっとお話を聞きに行ったのですけれども、防災士の募集は筑西市もやっていますが、講習を聞こうとすると、東京会場などはすぐ埋まってしまいますし、県内の開催は少ない。そして、全国の、あと主要都市、大都市になってしまって、1日で終わらないものですから、かなり負担になって、それで諦めてしまう方もいると思うのですが、ここでちょっとお願いなのですけれども、お隣の結城市では、防災士の講習を自分の市で、結城市で会場を設けて、講師を呼んで結城市で開催したと。まとめて地元の方が受けられるという形になっておりますので、そういったことを積極的に行っていただければという、これは提案なのですが、お願いしたいと思います。 次に、災害ボランティアの事前登録について。これは、茨城新聞のほうで、県が最近、「災害ボランティアの事前登録に保護司」という記事がありました。県の特設サイトで災ボラSTANDBYというのがありまして、私も登録済みなのですが、そこで災害時支援を円滑にするものが目的なのですが、スムーズに対応できるように、また密を避けるという意味で、ボランティアの方に事前に登録していただいて割り振るというものであります。 質問なのですけれども、この筑西市でも、県のサイトに事前登録を促すようなことをやっていただきたいというふうなことと、あとは市独自で、先ほどの全体の流れからと同じなのですけれども、事前に、意思のある方には、筑西市内で登録していただいて、何かあったときには割り振ると、計画に基づいて割り振ると、そういった事前の準備が必要だと思うのですが、いかがですか。 ○議長(津田修君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 災害ボランティアの設置主体におきましては、筑西市社会福祉協議会が担っておりまして、小林にあります筑西市総合福祉センターが設置場所となってございます。県のシステムの登録等に関しましては、現在のボランティア登録制度を踏まえながら、社会福祉協議会と連携し、議員のおっしゃるような、速やかな登録を進めていきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) ぜひお願いします。被災者は一刻も早い支援を求めております。あわせて、社会福祉協議会とか行政の大幅な負担軽減になりますので、ぜひお願いいたします。 続きまして、大項目2番、部活動における教員の働き方について伺ってまいります。1つ目なのですが、外部委託の現状ということで、これまで何度も質問の中に入れさせてもらったのですが、民間の調査の中では、まだ7割以上の教職員の皆様が負担を感じていると回答しております。働き方改革を阻害する指摘は根強く残っているわけであります。 その中で、今、大分前から始まっているものなのですが、水柿議員の質問とかぶるかもしれませんが、外部指導員を導入している、するための県からの下りてきたものもあったのですけれども、今の現状、筑西市の外部指導員はどのぐらい入ってくれているのか数字をお伺いします。 ○議長(津田修君) 鈴木教育部長。 ◎教育部長鈴木敦史君) 三澤議員のご質問にご答弁申し上げます。 部活動の外部指導員につきましては、大きく分けて2つの形態がございます。1つは、一般的に「外部コーチ」と言われる方々でございます。監督・顧問である教職員の補助的な役割として、各競技の専門的技術の向上を図るために指導をいただいております。現在、市内中学校6校におきまして、20名の方に外部コーチとしてご尽力をいただいております。「外部コーチ」の方々におかれましては、皆様のご厚意により、ボランティアとして指導をいただいているところでございます。 もう1つは、令和3年度から導入が始まりました「部活動指導員」制度による外部指導者でございます。部活動指導員は、子供たちの技術力向上や教職員の負担軽減を図ることを目的といたしまして、県の補助事業を活用して、会計年度職員として市が任用してございます。今年度につきましては3名の方を部活動指導員として任用しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 3名ということで、部活動のほうの指導員、なかなか数字的には難しいのですが、それを補う形でボランティアでのコーチが20名も入っていただいていると。本当にありがたい話であります。もっとボランティアの方が増えれば、多少先生方の負担も減ると思うのですが。 2番の部活動の地域移行についてなのですが、先ほど水柿議員の質問で詳しくお聞きできましたので、この2番は抜いて、最後の3番の部活動改革について伺いたいと思います。 これは、先ほど教育長もおっしゃっておりましたが、県の部活動に関する有識者会議で、部活動の地域移行の提言がありました。その中で、部活動の時間と残業を合わせて45時間を超えないようにという指摘があったと。また、平日には、部活動の練習時間を2時間程度に抑えると。もしそれを守れない場合は、強く是正を求めるというものが盛り込まれていると思うのですが、最後の質問になるのですが、茨城新聞のほうで、5月14日でしたけれども、守谷市の教育委員会のほうで、「残業減の部活動改革」という記事がありました。 守谷市の教育委員会は、教職員の早期退勤に前から取り組んでいるのですが、その前から取り組んでいる結果として、前提として、働き方改革の一環で、週に3日間を5時間で帰れる日をつくっているわけです。これはどうやってつくるかというと、夏休みを短縮、これは5日間だと思うのですが、あと創立記念日とか県民の日を登校日にしてしまうと。そういったもので時間をどんどん捻出して、毎週5時間で帰れる日を3日つくっていると。 5時間で帰れる日の部活動の時間はといいますと100分です。1時間40分。6時間目の日は50分とするのです。全ての曜日で終了する時間を4時40分。4時50分には完全下校という形を取るということであります。週末は、土日どちらか1日で、やはり3時間程度の練習で終わりにするということです。 ただしかし、試合に勝ちたいという気持ちは当然子供たちにもありますので、先ほど言ったのはスタンダードという名づけで運営するのですが、例えば総合体育大会や新人戦があるとき、そういったときには、チャレンジという名称に変えて集中して練習する期間を設けるという、そういった配慮もしっかりとあります。 また、当然各家庭で温度差があると思うのですが、保護者と学校との。もっと高みを目指したいという生徒がいれば、先ほど言った、それこそ地域や民間に委ねるということにつなげていけばいいのだなというふうに思います。 もう1つ、これは私の感覚なのですが、5時前に帰れるというと、ちょうど帰宅ラッシュに遭わずに安全に帰れるのではないかということと、秋冬の日が短いときには、暗くなる前に下校できるということであれば、保護者の皆さんも安心につながるのかなという、これは余計なことかもしれませんが、考えもありました。 教育長にお伺いしたいのは、やはり全国的な残業ですね、あと持ち帰り仕事の問題というのが上がっておりまして、守谷市の先生方の言葉を借りれば、持ち帰り仕事を学校で終わらすことができるという声が上がっているそうなのです。当然自治体ごとに事情が違うことがありますので、一概に言えないのですが、ただ今回この最後の質問で聞きたいのは、時間管理の考え方の部分です。時間管理の考え方の部分について、教育長はどうお考えか伺いたいと思います。 ○議長(津田修君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 三澤議員のご質問に答弁させていただきます。 議員がおっしゃるとおり、時間管理、これは十分今後、今もそうですが、十分これは必要だというふうに考えております。守谷市のように、5時間授業週3日というような方法もありますし、その分どこかでその時間を追加しなくてはならない。これは、夏休みを短縮で守谷市はそれを追加しているわけです。 本市の場合を考えてみますと、今土曜、日曜のどちらかは休部、そして月曜日も休部という方向で進めておりますが、今後、守谷市だけではなくて、全国的にどういう工夫をしているかということを十分調査しながら、検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 市の現状はそれぞれあると思いますので、しっかりそれを踏まえながら、教育長に、教育委員会の皆様にはしっかりとお願いしたいと思います。 先生のゆとりが生徒のゆとりにつながるということで、これがまさに大切なことでありますし、これを望まない親御さん、子供たちはいないと思いますので、教育委員会のこれからの活動、活躍にご期待しております。ありがとうございました。 ○議長(津田修君) ここで休憩といたします。                                休  憩 午前11時39分                                                                              再  開 午後 1時 ○議長(津田修君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 6番 小倉ひと美君。          〔6番 小倉ひと美君登壇〕 ◆6番(小倉ひと美君) 皆様、こんにちは。議席番号6番 明政会、小倉ひと美でございます。本日も市民の皆様からいただきましたご意見、ご要望を基に、一生懸命質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、現在筑西市では、板谷波山先生の生誕150年を記念した展覧会が開催されています。ふだんなかなか見ることができない波山先生のすばらしい作品や、先生のふるさと下館をいつも大切に思ってくださっていた優しいお人柄に触れることができ、私自身とても感動いたしました。また、陶聖と呼ばれた波山先生を誇りに思いました。ぜひより多くの皆様、そして子供たちにこの展覧会を御覧いただき、波山先生に対する思い、筑西市に対する思いをそれぞれ感じていただける機会になってくれたらと願っております。 それでは、早速質問に入らせていただきます。初めに、市長の政治姿勢について。スピカビル5階フロア、コナミスポーツ跡地について伺います。12月議会において、子育て支援を軸とした施設を計画し、基本設計、実施設計の予算取りとして、債務負担行為が議案として上程されましたが、議論の末、否決となった経緯がございます。計画では、3年後の完成ということだったと思います。 私は、子供の遊び場をつくるのであれば、十分議論を深め、しっかりとした効果のある施設を計画し、整備は早急にする。そして、シャッターの閉まった状態を一刻も早く解消すべきであると反対討論で主張させていただきました。しかし、その後、全員協議会で議論されることもなく、3月議会では補正予算に計上されず、新年度予算にも計上されていませんでした。 そこで、市長に伺います。市長は、スピカビル5階フロア、コナミスポーツの跡地の活用をどのように考えているのでしょうか。 あとは質問席にて質問をさせていただきます。 ○議長(津田修君) 小倉ひと美君の質問に答弁を願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 小倉議員のご質問に答えたいと思います。 議員がおっしゃったように、残念ながら子育て支援施設、皆様方に理解を得ることができませんでした。現在のところ、そういう意味で新たな進展は、今のところないわけでございます。しかしながら、今後につきましては、別の用途として活用が考えられないか、今庁内で、あるいはスピカアセットマネジメントの会社、いろいろな方向から今検討しているところでございます。 詳しいことは部長に説明させます。 以上です。 ○議長(津田修君) 山口財務部長。 ◎財務部長(山口信幸君) 小倉議員のご質問に答弁をいたします。 スピカビル5階のコナミスポーツ跡地の活用に関しましては、これまで「こども部」所管で進められてきておりまして、ただいま申されましたように、令和3年第4回の市議会定例会におきまして、跡地整備関係の基本設計、実施設計に関する補正予算につきまして、「利用目的・整備方針が明確でない。コロナ禍の中で、他に緊急を要する事業を優先すべき」とのご意見をいただきまして、再検討するよう求められたというふうに認識しております。 これらのご意見を踏まえまして、現時点では新たな計画は持ち得ておらず、一度白紙の状態となっております。このことから、今年度より、庁舎を管理する財務部といたしまして、対応の検討を行うこととしているところでございます。 そのような中、本年4月でございますが、とある企業様から、プールの跡地の活用につきましてご相談をいただきまして、ご検討をいただいた経緯はございます。検討の結果、残念ながら、現状のままでの利用は難しいということで、お断りのご連絡があったところでございます。そのような引き合いに対しましては、その都度丁寧に対応してまいりたいというふうに考えております。 そのほか、市としての利活用を図るためには、コナミスポーツ跡地は現在、天井・床等の内装がない状態でございます。また、照明・空調等の設備もございません。そういうことから、利活用を図るためには相当の改修費用、また期間を要するということもございますので、費用対効果も含めて引き続き検討を行うこととしております。ご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、最初の段階で、子育て支援の施設ということで計画を立てるのではなく、ゼロベースから計画を立て、計画を練り上げていったほうがよかったのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(津田修君) 山口財務部長。 ◎財務部長(山口信幸君) 答弁を申し上げます。 昨年の12月の議会の結果を受けまして、その意見を踏まえまして、現在はゼロベースで検討することとしたというところでございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) いつまでもシャッターが閉まっている状態が、かえって長引いてしまっているのかなとも思います。初めからゼロベースで計画を立てて、じっくり議論をした上で、その施設をどのような利用にするかというのを決めたほうがよかったのかなという思いがどうしてもあります。 また、このコナミスポーツ跡地は、市が所有したことにより、維持管理費で毎年1,000万円ほどかかっています。今年度も、シャッターが閉まった状態、つまり何もしていない状態でも、年間1,000万円もの管理費用がかかってしまうことをどのようにお考えですか。 ○議長(津田修君) 山口財務部長。 ◎財務部長(山口信幸君) 答弁いたします。 スピカビル庁舎につきましては、市と商工会議所、スピカアセットマネジメント株式会社の共有の建物ということになります。ご質問のコナミスポーツ跡地につきましては、市所有となっております。また、施設の全体の管理につきましては、スピカアセットマネジメント株式会社が行っておりますので、こちらに所有面積割で維持管理費を負担しているという状況でございます。 ご質問の跡地でございますけれども、この費用につきましては、ただいま申されましたように、約1,000万円近くで管理しているような形になりますが、これはビル全体に要する費用ということでございまして、庁舎部分と合わせまして、市所有でございますので、これは市が所有者として負担すべきものというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) このコナミスポーツ跡地、何も使わないでいるのであれば、1,000万円もの維持管理費をゼロにするために、このスペースを閉鎖という形で維持管理費がかからない形を取ることはできないのでしょうか。 ○議長(津田修君) 山口財務部長。 ◎財務部長(山口信幸君) 答弁いたします。 コナミスポーツの跡地分につきましては、確かに予算計上上は967万円ほどかかっているような形になりますが、一切ここで光熱費等がかかっているわけではなくて、あくまでも市が所有しているということがございますので、これは閉鎖をしたとしても、所有分として管理分を支払うことが必要になってくるかなと。閉鎖することによって、全体の経費は安くなりますので、それに対する負担割合ですので、全体の経費を落とすことはできるというふうに思いますが、ビル管理上、その負担割合に応じて支払いをさせていただいているということでございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) でしたら、この何もしない状態、シャッターの閉まった状態で、5階のフロア、私が庁舎に来るときは、屋上に車を止め、5階フロアを通っていつも来るのですが、そのたびに、あのシャッターを見るたびに、せっかく庁舎が移転して、駅前のにぎわいづくりという目的でこちらに本庁舎を移転させたのに、こういったシャッターが閉まっている状態が続いているというのは、本当に心も痛いですし、1,000万円もの経費がそこでかかっているということに、何とも言えない思いを抱いております。 ぜひここのスペースを活用するのであれば、早急に検討をし、何もしない状態というのを少しでも早く解消していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(津田修君) 山口財務部長。 ◎財務部長(山口信幸君) 答弁いたします。 庁内での協議、検討でございますけれども、今年度から財務部のほうで引き受けて検討することとしているところでございます。5階フロアの施設の形状の問題、それからスピカビルの将来の在り方、そして費用対効果を総合的に勘案しながら、例えば「民間での利活用を希望するご提案をお持ちの方をお待ちする」一方で、例えば庁舎の一時保管庫として活用する、そういうことも考えられますし、過度な費用をかけずに利活用していくという方向も1つの考え方かなというふうに思います。 また、ほかに行政関係機関の団体などで活用していただけるような、事務所として活用していただけるような場合があれば、そういったときの働きかけ、そういったものもしていく必要があるのかなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) ぜひこのスペース、一刻も早くシャッターが閉まっている状態が解消されることを望んでおりますので、スピードある解決法をお願いしたいと思います。 では次に、空き家対策について伺います。今年度行政組織が変更され、今までは空き家対策推進課として独立した課でしたが、今年度からは環境課の中に入りました。これは、どういった狙いから変更したのでしょうか。 ○議長(津田修君) 渡辺総務部長。 ◎総務部長(渡辺貴子君) 小倉議員のご質問にお答えいたします。 まず、今年度の行政組織の変更につきましてですけれども、事務事業の継続性に配慮しつつ、組織のスリム化を図るとともに、効率的で柔軟な行政運営の実現に向けまして、一部組織の見直しを行い、本市の行政課題に一体的に対応できる組織体制の構築に努める目的で行ったところであります。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、空き家対策推進課が環境課の中に入ったということで、どのようなメリットがあるのでしょうか。 ○議長(津田修君) 渡辺総務部長。 ◎総務部長(渡辺貴子君) ご答弁申し上げます。 空き家対策推進課を設置しましたのは、平成28年度でございます。これは、平成27年2月に施行されました「空き家対策特別措置法」などに積極的に対応するものでございました。それから、6年が経過したのでございますが、空き家対策に対するノウハウですとか、空き家状況の把握がある程度なされたということでありますけれども、これまでの組織は、課長を含めまして3人体制でございました。そのために、調査等も思うように進捗しないこともありまして、環境課内にグループとして編入したほうが、職員相互で効果的に連携を図ってというメリットもあるということなどから、行政改革の一環として廃止させていただいたところであります。 以上です。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) ということは、空き家対策を強化できるということでよろしいのでしょうか。 ○議長(津田修君) 渡辺総務部長。 ◎総務部長(渡辺貴子君) お答えいたします。 議員のおっしゃるとおり、空き家対策推進課がなくなったということで、後退したのではないかというふうに見られる向きもあるかもしれませんけれども、環境課の中のグループになったことによりまして、課長の権限で、現地調査等にほかのグループの職員も同行させることができるようになったかと思います。 以上です。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、空き家対策に力を入れてくださるということで、今後空き家のほうはますます増えていくことが予想されます。環境問題と周辺の問題が出てくるかと思われます。そこで、今後空き家対策をどのように進めていくのでしょうか。 ○議長(津田修君) 渡邉市民環境部長。 ◎市民環境部長(渡邉千和君) 小倉議員のご質問にご答弁させていただきます。 空き家対策の今後の進め方ということでございますけれども、本市としましては、空き家対策の基本的な方針を定めた「空家等対策計画」に基づき、取組を進めております。 本年3月、平成29年に策定した当初計画を見直しまして、令和4年から8年までの5か年を計画期間とする第2次計画を策定したところでありまして、今後はこの第2期計画に基づいて対策を進めていきたいと考えております。 この計画につきましては、空き家対策における5つの基本方針を掲げております。1つといたしまして「対策基盤の整備」、これは現況調査やデータベースの整備といったものです。2番目として「空き家化の予防」、3番目といたしまして「所有者に対する技術的な支援」、4番目といたしまして「空き家利活用の促進」、そして5番目といたしまして「特定空家等の措置」ということで、これらの方針に沿った施策を検討、実行してまいりたいというふうに考えております。 また、全国で先進的な取組が始まっているほか、不動産登記法、それと民法、そういった関連法案、法令の改正も進められておりますので、情勢の変化に対応して、より効果的な対策を検討していきたいというふうに考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 空き家問題で困っている方のお話、ご相談を受けますと、貸したり売ったりできる空き家というのは、空き家バンク等もあり、何とかなるというか、ある程度考えられるものなのですが、そうではない物件、住むことができないほどの空き家だったりする物件をお持ちの方は、もうどうしていいか分からない。そのもの自体をどうしたらいいのか。壊して更地にして、果たして売れるのかとか、そういった、何をしたらいいのかということ自体が分からない方というのが、本当に多くいらっしゃるというのが私の感覚です。そういった方への相談体制というのですか、そういったものはどのように今後していく予定でしょうか。 ○議長(津田修君) 渡邉市民環境部長。 ◎市民環境部長(渡邉千和君) 相談体制についてなのですけれども、例えば空き家を処分したいとか、それらを解体したい、それらの相談が寄せられた場合、市の立場といたしましては、個別の不動産業者とか解体業者を紹介するのは難しい面もございます。代わりと言っては何ですが、県の司法書士会、それから宅地建物取引業協会などの協会や業者団体、こちらのほうをご案内するといったことで対応しているところでございます。 このように市の立場といたしましては、相談者に対して具体的な解決方法を提案することが難しいものですから、そちらのほうの協会、団体等に紹介して、ご相談、再相談という形を取っていただいているのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) ぜひそういった、もうどうしていいか分からないという方への相談体制とか、そういった方への的確なアドバイスができるような、そういった構築ですね、そういったのを今後お願いしたいと思います。 では次に、農地とセットでの空き家対策について伺います。農村地域の空き家対策として、農地とセットで移住者や希望者へ提供するということはできないのでしょうか。 ○議長(津田修君) 渡邉市民環境部長。 ◎市民環境部長(渡邉千和君) ご答弁申し上げます。 空き家の増加とともに、遊休農地の問題も懸念されているというのもございます。その一方で、田舎への移住希望者の中には、家庭菜園程度の小規模な農地を求める声もあるのも事実でございます。しかしながら、畑などの農地を取得する場合は、農地法により、原則50アール以上経営することが求められておりますので、農地とセットでの空き家購入については、なかなかハードルが高いものと考えております。 自治体によっては、空き家とセットで隣接する農地を取得する場合は、50アールという農地の取得下限面積を緩和しまして、小規模な農地を取得しやすくする取組が行われているというところがあると聞いておりますが、本市では現在そのような取組は実施しておりません。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 今後そのようなことを行う予定はあるのでしょうか。 ○議長(津田修君) 渡邉市民環境部長。 ◎市民環境部長(渡邉千和君) ご答弁申し上げます。 近隣の市町村で、下妻市とかかすみがうら市でやっている事例がございます。内容を何度か聞き取りしたのですけれども、あまり効果的な紹介ができないと。利用者もそれほど多くないということを聞いておりまして、また、農地の面積をどのくらいにするか等の検討が必要だということも聞いておりますので、先進地事例を参考にして今後検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 筑西市では農業の魅力は本当に十分あると思います。市長の議会初日の挨拶にもございましたが、豊かな自然環境に、広大な農地が支える豊富でおいしい農畜産物を産する農業環境というのがありました。やはりこの筑西市、平たんな土地柄、冬場は雪が少なく、それほど寒さも厳しくないです。また、作れる作物が本当に多いです。しっかりとPRすれば、需要はかなりあると思われます。 また、農業に特化した地域おこし協力隊というのを導入している市町村もあります。工夫次第では、こういった農村地域での移住者を増やすチャンスだと思いますが、そういったお考えはいかがでしょうか。 ○議長(津田修君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 今のご意見ですけれども、先ほど50アールというような縛りもありますけれども、しかし今農業も変わっておりまして、今言ったご意見を尊重して、いろいろ考えてみたいと思います。 以上です。 ○議長(津田修君) 横田経済部長。 ◎経済部長(横田実君) 小倉議員の先ほどの質問にご答弁申し上げます。 5月20日の参議院本会議におきまして、人・農地プランの可決成立がなされた情報がございます。その内容でございますけれども、農地法におきます農地の取得時の下限面積、先ほど50アールという面積の緩和というふうな問題があったとおり、農地を利用しやすくするための廃止というふうな動きもございますので、農業委員会におきましても、その面積の緩和という観点から検討をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) ぜひよろしくお願いします。最後に、学校教育について伺います。 教員不足ということが問題になっていますが、筑西市では実際に教員が不足しているのでしょうか。 ○議長(津田修君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) ただいまのご質問に答弁いたします。 文部科学省が2021年5月に初めて、教員不足に関する全国調査を行いました。茨城県内の状況としては、小学校の12.1%、中学校の24%が、教員が不足しているという状況でございます。これは、全国平均をかなり上回っている数値でございます。 本市におきましても、本来であれば教諭が配置されているところに、講師が71名、補充職員として入って授業を行っているのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 実際筑西市でも教員不足ということで、大変ご苦労をされている、厳しい状態だというのが分かりました。 では、教員の成り手不足などということが言われておりますが、少し時間がないので、学校の先生たちが、子供たち一人一人としっかりと向き合う時間が十分取れるように、先生方の業務を見直し、事務作業などの補助をする方をもっと増やせるように、市として子供たちの学校教育にかけるお金、教育費を増やすことも重要かと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(津田修君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) ただいまのご質問に答弁申し上げます。 本市では、生活指導員、それと心の教育相談員、これは本市の事業でありまして、各小学校に配置しております。それと、県費のほうでは、本年度から小学校で教科専任制を取りまして、各学校にそれぞれの教諭が入りまして、専科の授業をしております。その関係で、担任の、今まで全教科領域を指導していたその時間が空き時間になるということで、本年度は進めております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 先生たちが生き生きと子供たちと接することにより、教員に憧れる子供たちが増え、将来的に教員が増えるということが理想だと思います。なかなか先生方もお忙しく、教員の働き方改革などということが言われておりますが、ぜひ先生方が子供たち一人一人に寄り添った、そういった教育が行えるように、市としてもお願いしたいと思います。 最後に、部活動について伺います。先ほど部活動は、今後地域に移行するというお話がございましたが、その点で私が心配していることがあります。そうなってくると、子供たちの家庭環境、例えば経済的な問題であったり保護者の労働状況などによって、子供たちが好きな部活動ができない、好きな部活動に入れないというような問題が生じてしまっては、これからの子供たち、生まれた環境によって差が出てしまうというのが一番心配されるところです。そういった点をすごく注意して進めていただきたいなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(津田修君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) ただいまのご質問に答弁申し上げます。 実は昨年度までは全員入部制を取っておりましたが、本年度から任意入部制という形になりました。というのは、子供たちの主体性あるいは自主性を重んじる部活動に変えようというような、これは文部科学省の考えでございます。自分の得意なスポーツを、関心のあるスポーツを続けたいという子については、これはクラブのほうに入って、今までどおり部活動の体制でやっていくという考えでいますので、これからは自分の関心あるいは趣味に応じた部活動の形というものを学校では考えております。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) ぜひ子供たちには、等しい教育、等しい環境での体験活動、経験ができることを望んでおります。そういったことに注意しながら部活動の移行なども進めていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 以上で質問は終わります。ご丁寧な答弁ありがとうございました。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。          〔8番 藤澤和成君登壇〕 ◆8番(藤澤和成君) 改めまして、こんにちは。8番 如月会、藤澤和成でございます。新しい議長、副議長、そして新しい執行部の皆様、6月の議会ということで、また午後の一般質問というのも本当に久々で、なかなか緊張感があっていいのではないかなと思いますけれども、短い時間ですので、しっかり務めてまいりたいと思いますが。 初めに、世の中の主流であります業務のデジタル化ということについて、今日は市長に初めに伺いまして、続きは質問席でお願いしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(津田修君) 藤澤和成君の質問に答弁を願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 藤澤議員の質問にお答えしたいと思います。 デジタル化でございますけれども、昨年度、今後5年間で取り組む、いわゆる情報化施策の指針といたしまして、第4次筑西市情報化推進計画を策定したばかりでございます。それに基づきまして、業務の電子化につきましても、この計画に基づき、推進してまいりたいと私は思っているところでございます。 詳しくは今部長から説明させます。 ○議長(津田修君) 熊坂企画部長。 ◎企画部長(熊坂仁志君) 藤澤議員のご質問に答弁申し上げます。 業務の電子化についてでございますけれども、国が定めた自治体DX推進計画というものがございますが、これにおきましても、自治体に求められる取組として、デジタル技術等の活用により、業務の効率化を図ることが挙げられているというところでございます。業務の効率化ですとか働き方改革の観点からも、業務のデジタル化、電子化というものは非常に重要であると認識しているところでございます。 この国が示す自治体DX推進計画の重点取組事項というものがございますが、6点ございます。申し上げますと、「情報システムの標準化・共通化」、もう1つ、「マイナンバーカードの普及促進」、3つ目、「行政手続のオンライン化」、4つ目、「AI・RPAの利用推進」、5つ目、「テレワークの推進」、6つ目、「セキュリティ対策の徹底」ということで、この6つの項目を重点的に取り組んでいきなさいというようなことが示されているところでございます。 筑西市におきましても、先ほど市長の答弁にもございましたが、自治体DXの計画と整合性を図って、今後5年間で取り組む情報化施策の指針として、第4次筑西市情報化推進計画というものを策定させていただいたというところでございます。 この重点取組事項のうち、もう既に取り組んでいるものもございます。例えば「AI・RPAの利用推進」については、RPAを令和2年度から、AI-OCRを令和3年度から導入するということをやってございます。また、「テレワークの推進」につきましても、庁内のテレワーク環境が既に整備されているというような状況でございます。 筑西市といたしましても、今後できる取組は速やかにやるということも含めまして、この第4次筑西市情報化推進計画に基づいて、業務の電子化を着実に進めていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 今答弁の中にも幾つか出ましたRPAというワードですけれども、3年ぐらい前、こちらの議場で、市長、当時の企画部長さんとやり取りさせていただいて、当時は民間でも随分導入が進んでいたのです。そこから筑西市でも導入されて、随分早いペースでやっていただいて、本当にいいことだなと思っていますけれども、このRPAの導入業務の成果と今後の展望について、初めに市長、ご意見があったら伺いたいと思います。 ○議長(津田修君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 成果、その他は今部長に答えさせますけれども、RPAでございますけれども、先ほど言いましたように、令和2年度から導入しているわけでございまして、今後ともこれも強力に進めていきたい、このように思っているところでございます。 あとは部長に説明させます。 ○議長(津田修君) 熊坂企画部長。 ◎企画部長(熊坂仁志君) ご答弁申し上げます。 まず、RPAでございますけれども、このRPAとは、簡単に申し上げますと、パソコン上の定型的な業務を自動的に処理できるようにするといったようなシステムでございます。AI-OCRもあるのですよね。RPAですね、失礼しました。 RPAというものは、業務の効率化にとって非常に有益でございまして、先ほども答弁しましたが、令和2年度から導入しているというものでございます。RPAにつきましては、導入状況といたしましては、現状5つの課、5つの業務に導入しているというところでございます。 例で申し上げますと、人事課の会計年度任用職員の給与に関する業務というものがございますが、これはどういった業務かといいますと、各課からメールで会計年度任用職員の勤務時間というものが人事課のほうに報告されていて、それをエクセルファイルに転記して集計するといったような業務をやっておったわけですが、これがRPAを導入することによって、自動的に集計までできるようになっているというようなことで、業務の効率化を図っているということでございます。 こうした取組を含めてRPAの導入を進めているというところでございます。 以上です。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 今お話がありましたとおり、もう既にいろいろな場面で活用されているということでありますけれども、その5業務、そのほかにも幾つかあると思うのですけれども、もうちょっと詳しく聞かせていただけますか。 ○議長(津田修君) 熊坂企画部長。 ◎企画部長(熊坂仁志君) ご答弁申し上げます。 先ほど申し上げましたとおり、RPAにつきましては、5つの課の5業務に導入させていただいております。ほかの例を申し上げさせていただきますと、1つとしては、情報政策課のブロックメールチェックといった業務でございます。この業務につきましては、これまでは県のサーバーで、セキュリティーの関係などでブロックされるメールというものが一部あったのですけれども、そのブロックされたメールについて、一覧表を職員が作成して、目視で確認して、やっぱりこれは業務上必要なのではないかということであれば、県のほうにこのメールはやっぱり送ってくださいよということで、止まったメールを再送してもらうというようなことをやっておったわけですけれども、これがRPAを導入することによって、一覧表の作成から県に再送依頼のメールを送るというところまで自動的に処理できるようになっているというような取組でございます。 それから、2つ目といたしましては、資産税課の地図情報の出力に関する業務というものがございまして、この業務につきましては、職員が課税の関係で住所を現地に確認に行くというようなことをやっているのですけれども、そのために確認に行く住所を、一覧表を作っていて、その作った一覧表から実際に見に行く場所を地図で打ち出すということをやっているのですけれども、その作った一覧表から、住所を転記して地図を打ち出すみたいなことで、手作業がやっぱり入っていたわけですけれども、これもRPAを導入することによって、一覧表から自動的に地図がPDF化されるといったようなことで、業務の効率化を図っているといったような取組でございます。 最後、もう1つですけれども、学務課の児童生徒数調査月報作成といった業務がございますが、この業務につきましては、これまで各学校から報告されていた児童生徒数の月報データというものがあるのですけれども、これもやはり集計用のエクセルファイルに転記して集計するといったような手作業でやっていた業務が、エクセルファイルが送られてくるだけで、自動的に集計まで行われるといったような形で、業務が効率化されているといったようなものでございます。 以上です。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) RPAとかAI-OCRというのは、皆さんの働き方の改革ですとか、そういった作業の効率化に物すごくくみするものだと思っていますので、引き続きこういった改革ですとか、それから行政サービスの向上、こういったものにつなげていただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。 また、庁内をいろいろ決裁するのに、お手紙とかそういったファイルが回ると思うのですけれども、こういったものも今社会では電子化されていますが、この電子決裁についてお考えを聞きたいと思います。 ○議長(津田修君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 電子決裁でございますけれども、茨城県は平成30年に、全国に先駆けて電子決裁ということをやっておりました。我が茨城県は44市町村あるのですけれども、その茨城県の例に倣って、徐々にではございますけれども、少しずつそういう市町村が現れたということでございます。 我が市でございますけれども、今のところ軽易あるいは定期的な起案につきましては、庁内のパソコンでそのようなことをやっている状況でございます。しかしながら、茨城県内でも始めているわけですから、後れを取らず、事案をしっかり取り上げて、今後推進していきたいと、このように思っております。 以上です。あとは部長に説明をさせます。 ○議長(津田修君) 渡辺総務部長。 ◎総務部長(渡辺貴子君) 藤澤議員の質問にご答弁いたします。 本市の電子決裁の取組といたしましては、先ほどの市長の答弁にもありましたように、軽易または定例的な起案につきましては、令和3年度に筑西市文書取扱規則を改正しまして、これまで紙によります手続だったものをグループウエアのワークフローという機能を使い、電子による決裁手続を行えるようにいたしました。また、財務会計業務におきましては、来年度に電子による決裁手続が行えるよう準備を進めているところでございます。 今後につきましては、先進自治体の導入事例を参考にしながら調査・研究を重ね、電子決裁の導入に向け、検討してまいりたいと思います。お願いいたします。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ご丁寧に答弁ありがとうございます。引き続きいろいろご相談させていただきながら経過を見守っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 では続いて、昨年ああいう形に終わりましたけれども、今年も盛大に花火を打ち上げたいという市長の気持ちでありますけれども、昨年度の反省と今年度の展望について伺いたいと思います。 ○議長(津田修君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 昨年は、10月23日に花火大会をやるということで、しかしながら新型コロナウイルスの感染状況によりまして、やむなく中止をしてしまいました。そういう意味で、「サプライズ花火」といたしまして、6か所打ち上げさせていただきました。 その反省といいますか、市民の皆様から、ありがたくお褒めの言葉をいただきまして、そして感謝の言葉もいただきましたし、ぜひとも今年は頼むという力強いご支持もいただきましたので、新型コロナウイルスの感染を鑑みまして、しっかりとそういうことも間違いないように考えまして、ぜひともやっていきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 部長に詳しいことを説明させます。 ○議長(津田修君) 横田経済部長。 ◎経済部長(横田実君) 藤澤議員の質問にご答弁申し上げます。 先ほど市長のほうからありましたように、今年度は必ず実施の方向で、実行委員会の皆様と一緒になって進めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) では、部長、具体的にどのようにお考えなのか、もうちょっと詳しく聞かせてください。 ○議長(津田修君) 横田経済部長。 ◎経済部長(横田実君) ご答弁申し上げます。 今年度の「ちくせい花火大会」につきましては、国道50号新常盤橋上流でございます小貝川河畔を打ち上げ場所といたしまして、10月15日土曜日に開催をいたします。打ち上げ数は1万5,000発を予定してございます。市民の皆様に夢と希望を与えられるような花火大会となるよう、新型コロナウイルス感染症対策を万全に行って、確実に準備をしてまいります。 具体的には、1つ目でございますが、道の駅での観覧対象や人数制限を行ってまいります。道の駅に観覧者が集中しないように、道の駅での観覧は協賛者のみとしたいと考えてございます。 2つ目でございますが、観覧場所を分散させるための対策を進めてまいります。花火は、打ち上げ場所から少し離れても見ることができますので、五行川の桜づつみや成田スポーツ公園、協和の杜公園、協和中学校、小貝川堤防など、花火鑑賞のお勧めスポットとして広く周知をしてまいりたいと考えてございます。 3つ目でございますが、警察や消防と連携を図りまして、道路の通行止め、歩行者専用道路を設けまして、安心安全に楽しめる花火大会にしてまいります。 そのほかにも必要な対策を進め、先ほど市長から答弁がございましたとおり、本年度は必ず実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 何としてもやるという力強い答弁ですので、私も楽しみにしたいなと思っていますけれども、協賛金をたくさん、市民の方々、企業の方々、市内外を問わず頂戴するわけですけれども、こういったもの、協賛金なんかを含めた予算についてはどのように考えていますか。 ○議長(津田修君) 横田経済部長。 ◎経済部長(横田実君) ご答弁申し上げます。 本年度のちくせい花火大会の予算でございますが、収入支出とも約7,682万円でございます。内訳としまして、収入が前年度協賛金の繰越金3,682万円、本年度新たに協賛金をいただきます1,500万円、市補助金2,500万円でございます。支出のほうでございますが、花火費3,000万円、設備費2,500万円、警備費530万円、公告宣伝費で180万円、事務費430万円、予備費1,042万円となってございます。 昨年度花火大会の実施に向けまして調整しておりまして、会場設営費、警備費等に多額の経費が必要となることが確認されましたので、できる限り経費節減を図りまして、来年度の運営経費に回せるように工夫をしてまいりたいと考えてございます。 そして、本年度は、第1回目の花火大会となりますので、来年度以降、毎年開催をしていくための基礎となるよう、しっかりと進めてまいります。議員の皆様におかれましても、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 7,000万円全部使ってしまうのかなと思って、ちょっとびっくりしたのですけれども、去年あれだけいただいて、すっかりプールされているわけですから、そういったところもしっかりと経費を削減しながら、どうしても世の中の収束感といいますか、閉塞感というか、なかなかまだまだ拭い去れない状況だと思いますので、こういった大きなイベントをひとつ契機として、筑西市を明るくしたいなと我々も思っていますので、その辺はしっかりと削減しながら、使うところは使って、盛大な花火大会にしていただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 あと最後、最近漏水が多いなととても思っているのです。それは、理由、原因いろいろあると思うのですけれども、その辺をちょっとお伺いしたいなと思うのですけれども、鈴木部長、過去3年間、漏水の数の経緯というのはどのぐらいなのか、まず最初に聞かせてください。 ○議長(津田修君) 鈴木上下水道部長。 ◎上下水道部長(鈴木勝利君) 藤澤議員の質問にご答弁申し上げます。 過去3年間に水道管の漏水により修繕した件数でございますが、令和3年度136件、令和2年度119件、令和元年度が130件でございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 大体このぐらいの数字の推移なのだということですけれども、その漏水の原因については、いろいろ調査されていると思うのですけれども、思うところを聞かせてください。 ○議長(津田修君) 鈴木上下水道部長。 ◎上下水道部長(鈴木勝利君) 漏水の主な原因につきましては、老朽化した石綿セメント管、塩化ビニル管に、地震などの影響により、力が加わり破損することや、継ぎ手に使用されているパッキンの老朽化によるひび割れなどによるものと考えております。 以上でございます。
    ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 例えば老朽化ということで言えば、水道の整備が早かった地域、例えばまちの中ですとか集落、そういったところはやはり自然に多くなるのかなという気がしています。あと、地震なんかで、やっぱり地面がぐらぐら、ぐらぐら揺れると、土の中のものというのも、あらぬ影響を受けるのだろうなと私も思っているのですけれども、布設替え、この進捗状況をちょっと聞かせてください。 ○議長(津田修君) 鈴木上下水道部長。 ◎上下水道部長(鈴木勝利君) 石綿セメント管の布設替え工事の進捗状況でございますが、平成11年度から計画的に実施しているところでございます。石綿セメント管の総延長約144.7キロメートルに対しまして、令和3年度末現在で92.7%、134.2キロメートルの布設替えが完了いたしました。残延長は10.5キロメートルとなっております。引き続き優先的に工事を進め、令和7年度工事完了を目指しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) やっと令和7年度と先が見えてきたなという気持ちなのですけれども、布設替えは例えば、ではこの地域が終わったから、では次はこの地域とか、ある程度そういうふうに施工する箇所も決まっているかと思うのですけれども、どうですか、部長、漏水が多い地域とか、データで見ればどこが多いとかというのは分かると思うのですけれども、そういうところから優先的に布設替えをしていただけないでしょうかというご相談なのですけれども、いかがですか。 ○議長(津田修君) 鈴木上下水道部長。 ◎上下水道部長(鈴木勝利君) ご答弁申し上げます。 水道管路の布設替え工事につきましては、管路の耐震化事業としまして、石綿セメント管から耐震性の高い水道管への更新を計画的に実施しているところでございます。また、漏水が多発している箇所につきましては、石綿セメント管の更新とは別に、随時管路の修繕、布設替え工事を実施しているところでございます。 漏水事故が発生しますと、断水や濁り水等により、皆様に大変ご不便をおかけしております。漏水が多い地域につきましては、漏水発生の頻度や状態により、管路の修繕、布設替え工事を計画的かつ効率的に進め、安心安全な水を安定供給できるよう取組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ちょっと前ですけれども、私は初めて漏水というのを目の前で目撃しまして、御近所の方が私に教えてくれたのですけれども、現場へ行くと、もうじゃんじゃん、じゃんじゃん漫画みたいにあふれているわけです。すぐに水道課のほうへ電話したところ、早いのです。駆けつけるのも早ければ、また図面を持っていますから、どこを止めればどこの漏水は止まって、引いているお宅は何軒だから、このお宅にはすぐご挨拶に歩きます。これは、もう専門のスーパー仕事です、これは。町内の人も喜んでおりました。 そういう目に見えない心配りもあると思うのですけれども、鈴木部長、その辺、ちょっといろいろ大変なことがあると思うのですけれども、その辺も聞かせていただけますか。 ○議長(津田修君) 鈴木上下水道部長。 ◎上下水道部長(鈴木勝利君) 漏水時の対応でございます。漏水と思われる状況を発見された方から水道課お客様センターまたは成田浄水場に通報があります。その後、職員が現地を確認し、漏水の場合は、当番業者に依頼して、緊急修繕をしているところでございます。なお、休日夜間に連絡いただいた場合でも、当番水道課職員が現地を確認して対応しているところでございます。 大規模な漏水の場合は、水道管のバルブを閉めて、一時的に断水させて修繕工事を行います。濁り水が発生することもありますので、影響範囲の皆様には大変ご不便をおかけしているところでございますが、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(津田修君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 部長も結構奥ゆかしいから、私が言いますけれども、お昼時間だったのです、たまたまそのときは。災害と同じで、いつあふれるか分からないから、そういうことは理由ではないのですけれども、お昼時間に水道が止まっては困るということで、その影響が出るお宅には、ペットボトルのお水まで配っているというのです。これは本当に、自治会長さんをはじめ町内の方々も本当に喜んでおりました。何かの機会でお礼を言いたいなと思っていましたので、ここで申し上げさせていただきますけれども、最近は漏水の調査は衛星を使って行っているという、進んでいる事例もありますので、そういったところもお含み置きいただきまして、安心安全なお水を毎日いただけることに感謝しまして、本日の質問はこの程度に収めたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(津田修君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会いたします。 お疲れさまでございました。                                散  会 午後 1時57分...